自分から入院したいと申し出た日から約1か月、重症妊娠悪阻で入院しました。
入院しても毎日気持ちが悪かったです。
私が入院した病院は個室のみ。
よくあるホテルの部屋のようにお風呂、洗面台、トイレがありました。
入院して最初の頃はテレビやスマホを見るのも気持ちが悪く、でも寝るわけでもなく点滴をしながらベッドで横になっていました。
ただ、ごく一部の人にしか妊娠していることを言っていなかったので、スマホに連絡がくると気持ち悪さを我慢していつもどおりの返信をするようにしていました。
まだ妊娠初期かつ高齢なこともあり、いつどうなるか分からないと思い、極力妊娠のことを言わないようにしていたのです。

お風呂はシャワーだけでも気持ちが悪くなるので、数日に1回さーっと入りました。(毎日入る気力がないくらいにはとにかく気持ち悪かったです。)
点滴をしているので、シャワーの前に看護師さんに連絡してラップや袋で点滴をさす部分が濡れないようにしてもらいました。
ちなみにお風呂にはシャンプー、リンス、ボディソープが備え付けでありました。
さらに無料の洗濯サービスがあり、洗濯してほしいものを専用の洗濯ネットに入れておくと部屋まで毎日取りに来てくれ、乾燥までしてたたんで届けてもらえて便利でした。
スマホの画面を見ると気持ちが悪くなると思いつつ、妊娠に関するブログを見たり、自分が食べられないからかもえあずさんの大盛りの食事をみたり、ガッツリ美味しそうなごはん屋さんのホームページをみたりして過ごすことも多かったです。

入院した病院では日中オルゴール音の音楽が流れていたのですが、それすらも気持ちが悪かったです。
止めたくても館内放送のようなもので止められず。
そしてこれは今でも不思議なのですが、入院中、通常の妊婦健診以外に医師の診察が一切ありませんでした。
健診以外で尿検査も血液検査もしていないような…。
それまでと違うのは、入院中の妊婦健診は、入院着のまま階段を降りれば待ち時間もそこまでなく受けられたこと。
身支度をして準備して車で病院に行って1時間待って、ということがなくて良かったです。

食べたいけど食べられない、食べても戻ちゃうからもはや食べたくない。
何も食べていないのに毎日何回も吐く日が続きました。
鬱になってしまう人もいるんじゃないかと思うくらい身体的にも精神的にもつらい日々でした。
そんなつらい日々を乗り越えられたのは、仕事帰りに毎日のようにお見舞いに来てくれた夫のおかげでもあります。
医療関係者の方たちはもちろん、家族にも感謝してもしきれないくらい感謝しています。
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